馬喰横山は東京駅からも割と近い場所にある街であり、昼間はビジネスマンが多い街となっています。馬喰横山は、若い方がショッピングやグルメを楽しむ街というよりも、どちらかといえば少し上の年齢層が利用する街となっているため、全体的に落ち着いた印象があるといってもいいでしょう。駅の一日平均乗降者数はいずれも40,000人台とのこと。徒歩圏内に複数の駅があるため、このくらいの数となっています。駅周辺にはさまざまな飲食店があり、気軽に食事ができるような店から、ちょっとかしこまった店まで充実しています。仕事帰りのビジネスマンが食事をしたり、接待をしたり……あらゆるシチュエーションで利用できそうです。この街にも当然焼肉店はあり、駅周辺800メートル圏内には40軒以上あります。なかには全国区の有名店もあるので、まさに穴場ともいえる街となっています。
また、馬喰横山の焼肉店は夜のみ営業という店もありますが、昼間も元気に営業している店が増えていると感じました。これまで焼肉といえば夜のイメージがありましたが、体型を気にする方やダイエット中の方でも我慢せずに食べられるように昼間に営業をしているのでしょう。多様化するニーズに応えていくのも飲食店の使命といえます。この他にも馬喰横山という場所柄、昼間の人口がビジネスマンを中心に多いことが分かっているので、ランチタイムとして手軽に食べられる焼肉定食や肉を使ったメニューを提供しているのかもしれません。ビジネス街の場合、夜になって会社が閉まると街全体が静かになり、夜の人口の少なさを感じるからです。
どんなに立地のよい場所であっても、夜になって人口が一気に少なくなれば、店を利用するお客様の数そのものが少なくなるといえます。店としては利益を出していかなければならないこともあり、夜だけの営業としないのかもしれません。いずれにしても焼肉店が長い時間開店していることは利用する側からすると嬉しいですし、利用する機会も自然と増えると思われます。駅から徒歩10分以内の場所であれば、多くの方が駅チカの店と認識するので、遅くまで食事をしても帰宅するのに困らない、少々お酒を飲みすぎても大丈夫と安堵感があります。なかには駅から遠い場所であっても営業している店もありますし、人気店も当然ありますが数としてはそう多くはありません。
夜の営業時はほとんどの店がアルコールを提供しており、最近の傾向として食事だけではなくそちらにも力を入れていることが分かります。駅チカも相まって、飲んでも電車で家まで帰れるという安心感から、お客様にも喜ばれているようです。さらに、アルコールも以前までのとりあえず生ビールを置いておけばいいというスタンスではなく、ビールはビールでも生もあれば話題のクラフトビールもあり、その種類も複数揃えることでお酒を楽しむ場にもなっています。この他にも日本酒やワインなど置いているお酒の種類が多い店であればあるほど、夜の集客につながっているのだそう。馬喰横山という場所だけに、仕事帰りにちょっと贅沢に飲みたい場合に焼肉店が利用されているのでしょう。アルコールの種類が多い店は、食事メニューも焼肉だけに限定することなく、一品料理にも力を入れています。生肉の取扱い許可を得ている店の場合は、新鮮な牛肉を使ったカルパッチョやたたきといったお酒に合うメニューも当然取り揃えています。
一度食べると絶対にはまるといわれている、生の牛肉を使ったメニュー。まだ食べたことがないという方は是非馬喰横山の焼肉店へ足を運んで欲しいと思います。一品料理を目掛けてお客様がくるのも納得できますし、とりあえずの一品としてオーダーしておき、アルコールと楽しんだ後に食事をするというのも通な方の食べ方といえるでしょう。